スマホなどで情報刺激過多、いわゆる脳過労で、前頭葉の働き(意欲、動機、学習に関わる)が鈍ってしまった場合、ドーパミンは、やる気を出す為にとても大切になってきます。ただ多くのスポーツ競技でも、ドーピングは、禁止されている様に、脳が疲れてしまっているからといってドーピング出来るわけではないので、ドーパミンが減るのを防ぐしかないのです
中脳皮質系ドーパミン神経は、とくに前頭葉に分布するものが報酬系などに関与し、意欲、動機、学習などに重要な役割を担っていると言われている。新しい知識が長期記憶として貯蔵される際、ドーパミンなどの脳内化学物質が必要になる。陰性症状の強い統合失調症患者や、一部のうつ病では前頭葉を中心としてドーパミンD1の機能が低下しているという仮説がある。
アドレナリンは、ストレス反応の中心的役割を果たし、血中に放出されると心拍数や血圧を上げ、瞳孔を開きブドウ糖の血中濃度(血糖値)を上げる作用などがある。
スマホの見すぎで、やる気が出ず(ドーパミンが枯渇する)、ストレスからの過食などで、血糖値の激しい上昇が見られる(アドレナリンには血糖値を上げる作用がある)際は、ドーパミンの減少を阻害し、アドレナリンを抑える作用のあるセントジョーンズワートを摂るのが有意義です。
若しくは、スマホを触らない時間を意図的にでも作ること。
脳神経外科の権威、奥村歩先生(岐阜の有名人)のインタビュー記事があったので、以下を参考にしてみて下さい。
「まずは5分でもいいから、スマホを触らない、ぼんやりする時間を作ってください」。 実は、脳にはぼんやりするときに活発化する回路があることが分かってきました。これを「デフォルト・モード・ネットワーク」といい、情報を整理する役割を果たしていると考えられています。 脳の情報処理には、3つの段階があります。情報を入れる「インプット」。次にデフォルト・モード・ネットワークによる「整理」。そして、話すなどの「アウトプット」。しかし、ぼんやりすべき時にスマホを使いすぎると、この「情報の整理」が行われないため、脳がまるで、ごみ屋敷に。
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記事拝借元
同じく脳過労を指摘された、55歳の藤本さん(仮名)です。数年前に乳がんを患い、最近は母親の介護の心配も出てきました。藤本さんは、ある感覚に悩んでいました。「何をしても心に響かない」というのです。 藤本好子さん 「例えば映画を見に行くとか好きだったんですけど、それがさして面白くなくなってしまう。(前は)どきどきしていたのが全然しらっとして、途方にくれた。」
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奥村医師の診断によると、藤本さんはデフォルト・モード・ネットワークが働きにくくなっている上、前頭葉の機能低下のおそれがありました。前頭葉は、判断や意欲、そして、感情までつかさどっています。藤本さんは、病気や介護でもともとストレスを抱え、前頭葉は余裕がない状態でした。そんな時、スマホで病気のことを頻繁に調べるうち、前頭葉に疲労がたまったのではないかといいます。 藤本好子さん 「意欲というか、好奇心が摩耗したような感じ。何始めても結局きっとつまらないと思っちゃう、そんな感じがありました。」
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