いいかい 冬は氷出しの緑茶を飲むのだよ

熱いお茶はおいしく、ほっとひと息つきたい時にはと思うかもしれませんが、高いお湯の温度で入れると渋くなってしまうし、リラックス効果のあるテアニンが壊れてしまいます。テアニンはグルタミン酸受容体に被さり、興奮を抑制したり、興奮物質のアスパラギン酸の放出を有意に抑制します。うまみ成分であるアミノ酸は低い温度でもしっかりと出ますし、渋み、カフェインは出づらくなり、ちゃんと美味しく飲めます。冬場、トイレが近い方は、カフェインの少ない氷出しの緑茶を常温で飲むといいです。

「水出し冷茶」のEGCは、免疫力を高める効果があります。

インフルエンザの予防接種を促される冬だからこそ、知っておきたい知識ですね。免疫は、常日頃高めておいて損はないので年がら年中飲むことをお勧めします。

EGCの抽出量や効果には温度が関係し、「水出し(冷蔵庫保存)」が最適です。

①80度前後の熱水で緑茶を抽出した時
 EGCGとEGCが同割合で含まれる。
 EGC :免疫系の働きをよくする(車のアクセル)
 EGCG:抗炎症効果(車のブレーキ)

いお茶では、免疫力アップを期待してもアクセルとブレーキが同割合なので、可もなく不可もなくになってしまいます。

コストコの試食販売の接客でお客さんにお茶農家の方がいて、年がら年中水出しのお茶を飲んでいるから風邪なんて引いたことがないわと言われる方がいました。納得納得。

下記のリンクでは、免疫を低下させない最低限の心がけをお話ししています。

健康の第一歩に続き二歩目は

腸は、食べ物だけでなく、それと一緒に細菌、ウィルス、病原菌等が常に入り込んでくる場所です。皮膚の様に外気と直接触れているわけではないので、見落としがちですが、実は体内で最も密接に外界と接する場所になります。だからこそ腸には、細菌、ウィルス、病原菌等の外敵を撃退してくれる頼りになる戦士達「免疫細胞」が集結しています。なんと、体の7割の免疫細胞が腸に集結し頑張ってくれているのです。

※パイエル板:小腸の壁の一部に存在する平らな部分です。パイエル板の表面には、腸内の細菌や食べ物のかけら等の「異物」を腸壁の内部から体内に引きずりこむ入口が用意されています。引きずり込んだ「異物」をパイエル板の内側に密集する大量の免疫細胞に触れさして、人にとって有害な攻撃すべき敵を認識させているのです。腸での訓練を受けた免疫細胞達は、腸の守りを固めるだけでなく、血液によって全身に行き渡り、体の各所で細菌、ウィルス等を見つけると攻撃する兵士となります。一見すると腸とは無関係に思いがちなインフルエンザや肺炎等に対する免疫力の高さも、腸の免疫細胞の訓練と大いに関係していることが最新の研究で分かっています。

小腸のパイエル板での免疫システムを戦国時代に例えるなら、戦国時代その国の兵士達が集まる訓練場の様な場所で、普段戦争のない時の兵士達は普段の城壁の守衛や基礎トレーニングの他に、あらゆる敵を想定したトレーニングも少しは取り入れてたはずです。訓練場に来れない兵士には、連絡役が特殊なトレーニングについて伝えるなど万全を期していたはずです。

※IgA:Immunoglobulin A  免疫グロブリンA 免疫タンパク質A

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