茯茶

寧可三日無糧、不可一日無茶(三日食べ物がなくても、お茶は一日も欠かすことができない)

茯茶は中国では「国策茶」となります。なぜなら、少数民族の生活必需品であるこのお茶を彼らに安定提供することは国の大事な民族政策の一環となっているからです。その製造工程は公開せず、国がすべて管理し、国家「2級機密」ともされています。

(引用元http://www.fucha.com/what/what01.htm

とあり、実際の飲んでみた効果がエグいです。正直国家機密の国策茶なんて知らなかったです。今まで、色々な健康に関して色々トライアンドエラーを繰り返して来たのですが、これは心の底からオススメです。

 

茯茶は、プーアル茶などと同じ「黒茶」の仲間ですが、プーアル茶の良し悪しは素人では分かりにくく、ダイエットに良いからと、多少飲みにくくても、効果が出るまで続ける人がいますが、実は美味しくなく感じる多くの場合、プーアル茶の製造の際、雑多な菌が多く湧いたものにあたり、往々にただ単にお腹を下してしまうことがあります。

茯茶は、飲みやすくてかなり美味しい部類に入ります。その点では安心です。

もし茯茶に雑多な菌が湧いているのなら、常飲しているモンゴルの遊牧民はお腹を常に下しているということになるので、逞しい体は保てません。その証拠に実際にモンゴル相撲をやっている人たちはとても逞しい体つきをしています。

北西部で生活する遊牧民族は、古くから極寒、乾燥など非常に厳しい気候の下で生活しているため、脂肪分の多い牛や羊など肉食中心で、野菜が不足しがちな食生活を送っています。しかし、遊牧民の間では、現代の日本人で問題となっている肥満や体の悩みは殆どみられません。

茯茶はビタミンやアミノ酸、微量元素などを豊富に含んでいます。特にカテキン、鉄分、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、18種類のアミノ酸、食物繊維を多く含んでいます。中華料理屋を営みながら、貿易会社に勤める友達に僕が譲ってもらった量が一箱338グラムで年に5箱分消費したとして1.69キロになりますが、中国の西北部(新疆、青海、甘肅、寧夏、モンゴル、陜西などの地区)に住む少数民族たち約1億5,000万人は、「茯茶」を毎日欠かさず飲んでおり、 その一人当たりの年間消費量は18キロにもなります。少数民族の方達は、僕の10倍も国家機密の国策茶を飲めることになります。羨ましい限りです。冬場の日照時間の少ない中育った栄養価の少ない野菜を一生懸命食べるくらいだったら、 茯茶を飲みます。自律神経の乱れなどにより、腸の調子が悪ければ、大量に生野菜を摂ったところで、消化不良で未消化のまま9割の栄養素を排泄してしまうこともあります。(下品な例えですが、バーベキューでついつい食べ過ぎた時、翌日トウモロコシの粒がそのままお尻から出て来た経験が必ずあると思います。)

茯茶は発酵する過程で、「金の花」と呼ばれる黄色い粉を吹きます。この「金の花」は酵母菌の一種で、アミノ酸を豊富に含んでいます。さらに、1年から1年半の時間をかけて20数回もの発酵を繰り返して作られていますので、各栄養素が体に染み込む、吸収率の良いお茶ができるのです。

(引用元 http://www.fucha.com/what/what03.htm

巷には、色々健康効果や栄養価値を謳った商品が溢れていますが、栄養価が何々の何十倍とか謳っているものがありますが、吸収率はどうなのと思うような物もあります。普段から食事や健康に気を遣っている僕ですが、グリーンルイボスティーを初めて飲んだ時、抗酸化力が凄すぎて、腸がキュッとなって、ビックリしたことがあります。その点、茯茶は発酵していて、吸収しやすく体に馴染みやすいので、嬉しい限りです。お茶はインドから中国に伝わり、海を渡って日本に来たことから古くから日本人にとっては、馴染みのあるもので、日本が世界に誇る食品、納豆も発酵食品ですから、二つの要素を兼ね備えていて、最強の食品飲料と言えます。

茯茶は別名「削胃茶」とも呼ばれ、その意味するところは「食べた油を流す」であるので、これを飲んでおけば油の吸収を抑え、太りようがないということになります。発酵過程でできる重合型カテキンや没食子酸の働きは、再度確認すれば、分かりやすく説明できますが、ここでは省きます。

リポタンパク質リパーゼ(脂肪分解酵素)は、中性脂肪(トリアシルグリセロール)をモノアシルグリセロール+2つの脂肪酸に分解する働きがあり、体内で再び中性脂肪(トリアシルグリセロール)の形に合成します。茯茶の「金の花」と呼ばれる酵母菌はリパーゼの活性を抑制し、中性脂肪は便にそのまま流れることになるので、便は油でツヤツヤになり、腸壁に対しても潤滑油として働き、結果として腸も労わることになります。

(引用元 https://aji3.com/introduction-to-nutrition-page3-3-on-digestion-and-absorption-of-lipids/

面白い研究データがあったので、お教えしたいと思います。少し太っていて、今の自分の体系を少し気にし始めた人に対して調査した研究データで、1年後の自分を想像した時に少しでも太っていると思った方のほとんどが1年後に太ってしまった。というのですが、小さなストレスが積み重なり、結果過食をすることでストレスを紛らわし太ってしまったということでしょうか。

想像して太るなら、モンゴル相撲をやっているような人たちの逞しさを想像できるなら、あとはなるようになるんじゃないのと思いました。 そこで痩せるとか想像する必要はないのじゃないかなーと思います。

痩せることを考えることで今の体型とのギャップでストレスを溜めてしまって、気づいたらお菓子に手が伸びてしまったとかでは、結局意味がありません。

現在身長172cmで体重が高校生の時と同じ59kgの僕が痩せることをイメージして痩せたかというと、全く違って、良いと思う食事をただ実践しただけですからね。今年は、64kgのピークから59kgに勝手に痩せました。この記事を書いている時点では、まだ茯茶を飲み始めたばかりで、今まで紹介してきたような食事に対する思考法を実践してきただけで、5キロ痩せて自分にとっての適正体重になったわけです。

この世に押し売りされたとしても、喜ぶべき飲み物があるとしたら、茯茶くらいじゃないですか。

ルイボスティーだって20分煮出してやっと腸から吸収できるポリフェノールの分子量、大きさになるわけですから。ちょっと敷居が高くないですか。妊活のお茶なんて言われていますけど、いくらいっぺんに煮出すと言っても、妊婦じゃないのに、そこまで気合い入れて飲むのは大変じゃないですか。

別に痩せることを目的としてない僕が勧めるのだから、間違い無いといえます。

中国で暮らしたことがある僕が飲み方をお教えします。まず、急須の金属ネットに乾燥茶葉を砕いて入れお湯を注ぎ、表面のゴミを落とします。お湯を一度捨て、あとは、もう一度お湯を注ぎます。色がなくなるまで、繰り返し飲めます。市販のペットボトルのお茶は、年々不味くなっています。サントリーの営業の人に聞いたらやはりそうだと言っていました。日本でいい茶葉売るより、お金持ちの多い中国で売った方が儲かるので、わざわざ日本にいい茶葉を輸出する必要なんかないからです。なので、ただでさえ三番煎じのお茶で香料もバンバン入っている上に茶葉自体もよくないので美味しいわけがないです。

茯茶を飲んだ感想は癖がなく美味しかったです。体に染み渡る感じがしました。カフェインが緑茶や烏龍茶の半分以下ということもあり低刺激なのも嬉しいですよね。お湯を2、3度ほど繰り返し注ぎ、繰り返し飲んでも、薄く感じることはなく、むしろその変化を楽しめるくらいでした。 輸入しているので、EMS代こそかかりますが、繰り返し飲めることと、日本のペットボトルのお茶の価値が利便性以外ほとんどないことを考慮すると圧倒的にお得なのではないでしょうか。

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