ダイエットや健康になるには、その都度魅力的なものを断ち切るとかよりも、スタートの方が大事なんです。
前回3回の記事で健康をテーマに何を摂らないでおくか、何を体に入れるべきかをお話ししましたが、それが出来たら苦労しないはという人が多いと思います。
前回3回の記事はここに貼っておきます。
スタート上手く切れればあとは上手くいくだけみたいな話はないと思っている方が大多数だと思います。
しかし、スタートの重要性を学べば、あとは少しの軌道修正だけど上手くいくんです。
この世には魅力的で気を引く悪魔的なキャッチフレーズやパッケージの商品がありますよね。
その都度、あーこの菓子パン食べたくてしょうがないけど、でもやめとこーとか考えていたら、結構なエネルギー使いますよね。
このエネルギーというのは、ダイエットにおける、よし明日から本格的に始めようという意思決定よりは小さいにしろ、積み重なれば結構大きなものになると思います。その小さな意思決定の積み重ねは、いつしかダイエットの重しとなるはずです。
思いっきりパン食を断ち切ってみましょう。これがスタートの重要性を語る上で一番大事なことです。
僕は、パン小麦やグルテンを含む食品を日頃から避けていて、パンコーナーには近づかないか素通りなどで、パンを食べたいと普段思わないのですが、正しく、ダイエットするには、一つくらいは魅力的な逃げ道を作っておいていいと思う今日この頃です。
パンの体に与えるいい影響、悪い影響を考慮すると、年1回ペースで行く海外旅行の飛行機で暇なので食べることは楽しみでOKとしています。
現に普段食べない反動からか3個も4個もお代わりした記憶があります。
ここから、パンの危険性についてお話しします。
パン小麦(遺伝子が古代の本来の小麦とあまりにかけ離れいている)は、グルテンを多く含み、よりパンのふわふわ食感を出すために作られたと思ってもいいです。
グルテンはグリアジンとグルテニンの二つのタンパク質からなり、水を加えて捏ねると、グルテン(麩素、お麩)を形成します。このグルテンがパンを発酵し焼いた際の生地に気泡が入り、生地のふわふわを作るんです。
小学校の時に、家庭科の実験で小麦粉を水で捏ねてた生地をお湯でゆっくりデンプンを流していくとお麩ができるというのをやりました。そして、そんなお麩が乾燥してクルクルっとなったのが赤だしに入っているのも学びました。
ふわふわで美味しいと感じるものにはグルテンが多いんです。
このグルテンの分解物には毒性や中毒性があります。
分解物は抗グルテン抗体ができる抗原になります。要は日本のパン食はアレルギーや風邪になりやすいということです。
他にも、免疫機能に変化を与えたり、細胞毒性を発揮したり、腸管の透過性を高めて、腸内細菌の発生する毒素を血中に入れたり、セリアック病の炎症を引き起こしたりします。
ドーパミンやエンドルフィンなどが放出され多幸感、多福感を抱きます。
更に、現代の小麦にはアミロペクチンαが多く含まれ、他の糖分よりも早く血糖値を上げます。素早い血糖上昇により、エンドルフィンやセロトニンが大量に放出され、ここでも多福感を抱きます。
しかも、日本のパンは、精白されたものが多く、デンプン質の部分にはミネラルがほとんど含まれず、しかももともと小麦に限らず多くの食品にリンが含まれるにも関わらず、イーストフード(16品目ある)中、リン酸塩は必ず使われるので、リン酸が、より多くの微量元素やマグネシウムなどを排出する手助けをしてしまいます。
幸せホルモンのセロトニンを作る際必要なマグネシウムも使い果たしてしまい、セロトニン不足で30分や1時間で一気にだる〜んとなってしまうです。
うちの父親は、激パン食なので、家では、テレビとソファが友達でいつもだる〜んとしています。
肥満と、ソフアの寝そべりで寝地蔵のごとく頸椎を圧迫して、頸椎脊柱狭窄症になったも関わらず、筋肉をつける食事よりも、パンの快楽(内在性鎮痛系の作用:痛みから逃げる作用や純粋な多福感)を優先して、パン食に邁進していることでしょう。
ここまで言うと本当に、日本のパンは、現代最高峰の白い麻薬ですね。
ここでも、パンを食べたいことに逃げ道を作っておくなら、ポン・デ・リングのようなモチモチの物をお勧めします。
ポン・デ・リングのモチモチはタピオカデンプン由来なので、モチモチとふわふわなら、まだモチモチの方がグルテンの中毒性が緩和できます。
健康な人が、たまにの旅行で、機内食のパンや、本場のイタリアのピザ、もしくはピッツァを食べるならいいでしょう。
結論は、健康におけるスタートの切り方で大事なことは、パン食を切り捨てること。
でも逃げ道として、ごくたまにはいいよ。
そっちの方が美味しく感じるしねw
基本は玄米食だったら、かみごたえもあるし、米の甘みも感じれるし、健康的だし、雑穀なんかも質のいいのだったらお勧めです。
※グリアジン:
弾力:弱い 粘着力:強い 伸びやすい
※グルテニン:
(弾力:強い 伸びにくい)
※セリアック病:
グルテンに対し異常な免疫反応が生じることで、自分自身の小腸粘膜を誤って攻撃してしまう自己免疫疾患の一つです。小腸は、栄養のほとんどを吸収する場所で傷つくと、腹痛や下痢を生じやすい。
※エンドルフィン:
脳内の「報酬系」に多く分布する。内在性鎮痛系に関わり多福感をもたらす。
※アミロペクチンα:
ブドウ糖の分子が枝分かれするように何個も何千個も連なっている。α−アミラーゼが枝分かれの部分を同時に切ることができるので、ブドウ糖としての吸収が速い。お餅や、コシヒカリなど美味しいものに多い。
※アミロース:
ブドウ糖が直鎖状に繋がっている。α−アミラーゼが端からしか、結合を切れないので、ブドウ糖としての吸収が緩やか。タイ米などパサパサの物に多い。
最近のコメント