冷凍野菜の賢い使い方を教えようと思います。
何故、冷凍野菜の方がいい場合があるかと言うと、
簡単に言うと、軽く茹でて酵素を失活することで糖度を採れたてに近い状態で保てるから、実を食べる野菜なら冷凍野菜の方が甘く感じるということです。
今の時代って糖分のあるもの甘いものが巷にあふれていますよね。
デザートに限らず、高島屋の北海道物産展などに行けば、朝採れトウモロコシなんていうものがとても甘いと言うことで、空輸で送られてきて、店頭に並んだりします。現地の農家の人しか食べられないようなものも、人間の甘いものへの執着で手に入るようになりました。
実を食べる作物における朝採れの甘い理由(例:トウモロコシ)
トウモロコシが実を成長させるメカニズムにあります。
日中、気温が高くなると、実を成長させるために呼吸が活発になります。この時、実に含まれる糖分がエネルギーとして使われてしまいます。しかし、夜になり気温が下がり呼吸が減少すると、日中に葉で作られた糖分が実に送り込まれ蓄えられていくのです。
だから、朝が一番甘いのです。
温度の低い夜は呼吸も低く少量の糖分で乗り切りつつ、実には葉で作られた糖分を送ります。だから、寒暖差のあるところのお野菜は実に限らず、葉も甘いのですね。
枝豆なんかも枝つきのものが売っていますが、枝に蓄えられる糖分の量なんて限られていますので、採れてから店頭に並んで1日もすれば、糖度が半減するなんてこともあります。なので、こういった場合を考えて、お日さんの強い台湾産の冷凍枝豆なんかを利用するといいです。軽く茹でてあったりするので、酵素が失活していて甘さが減るなんてことはありません。
高地栽培するエクアドル産のお野菜をスーパーで見る機会が増えましたが、お日さんが強く、化学肥料に頼らなくても、作物が育ちやすい環境で、害虫に限らず虫が少ないなど、農薬にあまり頼らなくてよさそうな環境なので、使ってみる価値があると言えます。
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