畜舎に閉じ込める酪農がいかにクソか。
まず生産者側が大変。
日本という国は、戦後GHQに支配されたのを、きっかけに酪農に力を入れてきました。ある一例として、1969年に閣議決定された新全国総合開発計画の一環として北上山系総合開発事業が始まりました。この事業は、入植者に一牧場あたりの土地や設備、牛など2億円分から借金としての個人負担7000万円を差し引いたものを補助金を出すというものです。
借金としてはなかなか大変な額ですが、補助金も大きいので、やる人はやりますよね。
まずデータとして、酪農家一戸当たりの平均飼養頭数は、38頭で、平均3095万円の年間売り上げがあります。
それに要するコスト(経営費)は2744万円です。差し引き351万円が酪農家の収益で、設備投資などの借金もここから返します。
2744万円のうち、1188万円が飼料購入費用で、こんなバカ高いのに、本来牛の餌でないトウモロコシや小麦、大豆の絞りかすなどなのです。
しかも遺伝子組み換え作物で残留農薬も凄かったりします。
当然残留農薬も生物濃縮されて、牛の体を駆け巡ります。牛のお乳は、血液から出来ているので、牛乳を飲むということは、残留農薬も必ずついてきます。日本という国は、国民が他の時事ネタに気をとられている間に、世界の流れと反して、輸入作物の残留農薬の基準をしれっと大幅緩和していて、小麦のグリホサート残留基準値を5ppmから30ppmに引き上げています。
日本人の血液から検出される残留農薬の値を調べると、ネットでは、出てこなかったので、おそらく、規制がかかっているのでしょう。普通に国民の健康に関わることなので、「日本人 血液 残留農薬」で調べてすぐに出てこないとおかしいのですが、、、
なので、アメリカのデータを参考にしてみてください。
カリフォルニア大学家庭医学と公衆衛生学のポール・ミルズ教授が1993~1996年、2014~2016年に、南カリフォルニアに住む50歳以上の高齢者の尿中のグリホサートを検査した。その結果、20年の間に尿中のグリホサート量は500~1000%増加していたという(2017年「ジャーナルJAMA」より)。
最近のコメント