養殖魚の売れ行き

新型コロナウィルスの影響で、自粛期間が続き、ブリやハマチなど養殖魚が、生産量の1/10のしか居酒屋やスーパーなどに出回らなくて困っているそうです。もちろん、スーパーでは、自粛期間中に刺身を買って食べる機会は増えたかもしれませんが、居酒屋は、売上が1/10以下になったところが多く、取り扱って貰えないので、大量に余ってしまいます。

そこで、ネットで、ハマチを安く柵にして売っているというのですが、一柵800円で売っている上に送料も別ということで、むしろ高くなかなか売れず余っているというのです。

高い理由というのが、養殖魚を1キロ大きくするのに天然物に比べると最低でも3、4倍、イナダ(ハマチ)などは8、9倍もの飼料(エサ)が必要だという現実があるからです。

わざわざ元々高い養殖魚を、多少割引になったからといって取り寄せる人は、普段買い物せず、値段見ない人くらいでしょう。それか、養殖業者を助けてあげたい人くらいです。

そもそも、魚の養殖は、生け簀といえども自然の影響も受けやすいし、病気のリスクもあるし、今回の様に新型コロナウィルスによる自粛で飲食店が壊滅的で、大量に捌けないケースもあり、薄利多売かわからないですが、手塩にかけて育てたものを捌ききってなんぼのビジネスモデルなのかなーと思います。

そこで考えたのが、カンパチやブリなどの養殖魚の餌別の生け簀のオーナーになるクラウドファンディングです。

食の安全や栄養面に関心が高まるなか、陸から近い生け簀で飼って脂にダイオキシンやPCBなどの汚染物質を含んだ魚を、わざわざ高いお金を払って家に取り寄せる理由がありません。

なので、魚の餌に脂肪を分解するリモネンを含んだ廃棄するミカンの皮や、脂肪分解促進酵素のケルセチンを含むルイボスティーの煮出した後の出がらしやカプサイシンを含む唐辛子などから、好みの餌を選んで、餌ごとの生け簀を作るのをクラウドファンディングで支援するのです。

見返りは、普通の餌で育った養殖魚の供給が、今回のように新型コロナウィルスで落ち込んだりしたときなど、別の餌こどに痩せさせる為に別の生け簀に移し、自分好みの餌で育った養殖魚が自宅に送られてくる仕組みです。

餌で身の風味や味わいや食感が変わるため、餌ごとに生け簀を作って痩せさせて、なるべく重金属やダイオキシンやPCBをデトックスしてから支援者のもとに届けられるので、支援者は、生産者が困っているときに、ただ助けるのではなく、普段選ぶことが出来ない養殖魚の餌を選んで、より安全で自分好みのさっぱり味(それが、ミカン風味なのか、ワサビ風味なのか、昆布味なのか)を想像しながら待つことができるのです。

何度も言いますが、わざわざ陸からから近い生け簀で飼って脂にダイオキシンやPCBなどの汚染物質を含んだ魚を、わざわざ高いお金を払って家に取り寄せる理由がありません。

ちなみに、卵の大量生産の技術ができる前は一個1000円する高級品の時代があったそうですが、今は一個20円くらいで、ちょっといい餌を食べる鶏の卵が選べますが、それがホントにいい卵なのでしょうか。

ニワトリを狭いケージの中にぎゅうぎゅうに押し込んで卵製造マシーンにしている養鶏場は、もはや『養鶏場』を名乗る資格はない思います。

「養」とか「育」という言葉は全く不相応な現場です。

『容鶏所』(鶏の収容所)という感じです。

容鶏所の鶏舎内は塵とホコリだらけ、ハエとウジ虫だらけダニだらけでかなり不衛生です。

窓もなく、ニワトリたちは自然の風も日光も享受することが出来ません。

温度も風も‥なにもかもが機械任せです。

十数万羽を密飼いしているので、病気やケガのニワトリもたくさんいます。

足が腫れていたり、顔が腫れていたり、ガスが溜まってお腹やお尻が腫れていたり…

ケージも、床部分の網が壊れていたり腐っているものがたくさんあります。

糞まみれダニまみれで白骨化している鶏の死体が、ケージの中に何日も放置されていることも珍しくありません。

日本の卵は、ほとんどがこのような劣悪な環境で生産されているはずです。

世界中どこの国を見ても、収容所型の養鶏は、禁止されているので、やはり日本という国は異常なのです。

中国も確かに貧しい農村部などでは、収容所型の養鶏をしているところが、未だに多いかもしれませんが、中国は農業面積の約0.6%がオーガニック農業の面積、これに対して日本は0.2%というデータから考えると、中国の方が、自然に近い養鶏をしているパーセンテージも高そうです。しかし、中国の卵を食べたくないという日本人がほとんどなのに、日本の卵は平気で食べていますよね、まさか日本の卵ってそんな劣悪な環境で育っていたなんて思う人はいませんね。

僕の実体験で、大学が農学部で、養鶏を体験しにいったのですが、大学のショボい鶏舎だったので、大規模の機械やテクノロジーで管理された鶏舎と違って、糞は下に落ちて、夏だったので、羽や糞が乾燥した粉が、扇風機で舞って、ホントに最貧国の刑務所の状態よりも遥かに酷いものでした。容鶏場にいった後、ひどい高熱にうなされました。なんで、高い授業料払っているのに、刑務所より酷い所に行かされなきゃいけないんだとホンキで思いました。今だったらyoutubeにアップして日本の養鶏の現状と、日本の食への警告動画とすることができますよね。

もし万が一、一個20円ほどの卵が売れない状況が出てきたとしたら、鶏を全部は無理にしろ、逃がして放し飼いにできる権利をクラウドファンディングで買って、一口3000円からで送料込みで30個の地鶏卵の見返りを受けれるとしたら、僕は買いたいですね。5000円で30個だって、高いですけど、鶏を助けるって意味では高くはないです。

元々は、ただただ卵を産むだけの機械だったのが、地面を走り回って、餌はもちろん有機栽培(遺伝子組み換えの穀物をあげると残留農薬により腸の善玉菌が死滅するので、結局抗生物質をあげないといけない)の餌をつつき、土を食べ、腸の調子を整えるので、病気からも解放され、美味しい卵を産むようになるのであれば、鶏にとっても嬉しいし、食べる我々にとっても、卵の大量生産が出来ない時代に一個1000円もする高級品だったことを考えると、ずいぶん安く手に入るので嬉しくないですか。ホントにいい卵って、コレステロール(いわゆる悪玉コレステロール、LDLコレステロール)が低く、オメガ3が豊富に含まれてたりするので、健康被害のリスクが低く、健康被害を圧倒的に上回る栄養、健康価値があるので、本来だったら、最初からいいものにお金を払うべきなんだよね。そもそも、自然のもので健康被害なんてほとんど皆無だけどね。トマトを食べ過ぎると中毒になるというのですが、そんなの健康価値に比べたら皆無といってもいいですよね。例えば、笑える話なんですが、トマトを1日にして4t食べるとトマチンの過剰摂取により死に至ります。

前回記事です。こちらも、よかった見てね。

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