フィリピンではアメリカ同様、矯正治療をすること自体が一種のステータスとなっています。日本だと矯正装置を付けているのが、人に見られるというのはマイナスに見られがちですが、フィリピンではむしろつけていることがお洒落であるというぐらいです。
シンガポールの日本料理屋で働いていた時、出稼ぎのフィリピン人のホールスタッフの子が、休暇を終えフィリピンから戻って来たときに、自慢げに歯科矯正をしていたので、いくらしたのと聞くと20万と言いました。
思わず、「安っ」と言ってしまいました。
シンガポールで働いていたその子は、あまり帰国して矯正器具の調整ができないにも関わらず、喜んで矯正をしてきたのです。年齢や歯科矯正の種類にもよりますが、2ヶ月に一遍とかは、調整しなきゃいけないはずです。にも関わらず、フィリピンの子にとっては大金なはずなのに平気な顔をしていたから驚きです。
その国の人にとっては高くても、欧米の人のように奇麗な歯並びで笑顔を作りたいとかいう意識の高さが伺えます。
アメリカなんかでは、日本で100万円くらいする歯科矯正が40万〜80万ほどで受けられるそうです。ただ、虫歯の治療費が超高額で、一本あたり20万ほどかかることもざらで、歯に対する意識が高くならざるを得ません。虫歯になってからでは遅いですからね。
歯に対する意識を健康に対する意識に置き換えると、普段から体の健康や見た目に気を使うことで、病気になったときに高いお医者さん代を払うのを防げると考えると、日々の食生活は将来への投資ということになります。
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