ウィルスは、生物でなく、細胞を持たない遺伝子だけみたいなもので、他人の家に住み着くまでは、海を漂うクラゲのようなもので、近づかなければ悪さもしないやつです。
他人の家に住み着くと我が物顔で冷蔵庫をあさり、分身していくやつのイメージです。
細胞に入り込んで増殖してしまうので、外から来る細菌などの生物と違って免疫抗体が作れないのです。SARSウィルスのワクチンも20年経った今でも作られていないのです。
年内に新型コロナウィルスのワクチンができる確立が0.3%とか言われているので、諦めましょう。仮に出来たとしても、ウィルスが変異してしまえば振り出しに戻る気がします。
RNAポリメラーゼ阻害剤のアビガンは、簡単に言うと、家を持たないウィルスが他人の家に住み着き、勝手に食べ物を食べ、増殖するのを全力で阻止するイメージの薬です。冷蔵庫も水道もお風呂もガスも電子レンジも布団も全部使うな状態なのです。
せっかく住む家を見つけても、家主から何もするなと言われ、出てかざるを得ない感じです。
ワクチンが特定の誰かだけ自宅警備してやっつけて追い払うイメージなのに対し、アビガンは誰が家に入り込んで来ても、悪さをなにもさせないでおける究極の薬のイメージです。
インフル薬「アビガン」有効性確認 新型コロナ治療、後発薬量産へ 中国
3/17(火) 18:45配信
【北京時事】中国科学技術省は17日の記者会見で、新型コロナウイルス感染患者の治療薬として、富士フイルムのグループ会社が開発した新型インフルエンザ薬「アビガン」の有効性を臨床試験で確認したことを明らかにした。
アビガンの有効成分「ファビピラビル」に関するライセンス契約を富士フイルムと2016年に結んだ中国の製薬大手・浙江海正薬業が、後発医薬品を量産する方針だ。同社は先月、中国国家薬品監督管理局から認可を取得している。
臨床試験は、湖北省武漢市と広東省深セン市の病院で計200人の患者を対象に行われ、投与した患者の方が短期間に陽性から陰性になり、肺炎症状なども改善したという。アビガンは日本でも先月から患者への投与が始まっている。
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