チンパンジーは１日5時間噛み続ける

チンパンジーは、木の葉っぱや果実、虫や小型の猿なんかを捕まえては食べるそうで、１日5時間硬い食べ物なんかを噛んで食事に当てるそうです。

じゃあ、人間はというと、１日3食でも1時間もあれば、食事を済ませれます。１日の1/5もむしゃむしゃ、咀嚼して消化することに命を費やさなくてもいいわけです。火を使うことにより、栄養価の向上にも繋がり、タンパク質は加熱することで、栄養を摂取しやすくなります。加熱調理された肉の消化に必要なエネルギーは生肉の時よりも少なく、加熱調理はコラーゲンのゼラチン化を助け、炭水化物の結合を緩めて吸収しやくします。また、病原となる寄生虫や細菌も減少します。

毎日フレンチのフルコースでも食べない限り、食事は１日3食で1時間もあればいいので、残りは仕事や文化的な活動に費やしたり、今の時代だったら、snsを駆使して、呟いてみたり、誰かの投稿にコメントしたりして交流できるわけです。その中でも、人間が精神を正常に保つ為に必要なのは、他人(その噂話が興味のない人にとって)にとっては全く得にならない噂話だったりします。人間は、自分にとって都合の良いものを信じたいという特性があるから、噂話の対象を悪いやつと思えば、今まで見てきたドラマやアニメの悪役などの特性を当てはめたりして、どす黒いキャラに仕立てあげたりするわけです。逆に対象をいいやつと思えば、ありもしない良いことを付け加えたり(よくあるのが、話を大げさに盛ること)して、逆に不の部分をどっかに追いやってしまうのです。

間違った健康情報も平気で受け入れてしまう人がいるのも、やはり学校給食や自分の育った家庭の食事で、まるで体にいいかのように、当たり前に出されてきたものがあるからです。特に牛乳なんかは美味しいし、よく見てきたので、美味しい＝体にいい、と信じたいのでしょうね。

テレビの健康特集なんかで、バナナがダイエットにいいと紹介されれば、翌日スーパーの棚からバナナが消えるし、納豆が免疫を高めると紹介されれば、翌日スーパーの棚から消えます。確かにこの2つは誰でも気軽に手に入るし、多くの人はなんとなくバナナを健康的なものというくくりで見ているので、信じてしまうし。普通に考えたら、運動してない人が摂ったら余裕で太ると思うんですけど、、、

僕はいつも思うのですが、テレビで健康番組が人気でなくならないのも、「テレビで紹介されたものを必ず試すなど、ある程度健康に気を付けていても、結局は不健康なので、健康になろうとして、またテレビで紹介されたものを試している人」がいるからだと思います。普通のスーパーで手に入るもので、健康になれるものって、魚や有機栽培の納豆くらいしかないと思うのですが、普通のスーパーで買えるものだけで健康になれると思っているんですかね。

もし、本気で健康になりたいんだったら、イオンのオーガニック商品だけで生活するとか、コストコの会員になり、より豊富なオーガニックだけで生活するのが、いちばん手っ取り早いと思うんですけど、やはり現時点で不健康な人は、噂話や噂話レベルのテレビの健康特集を信じて、食事をしている時間以外に命を懸けて健康になる為の情報収集を怠っているからでしょうね。

但し、こうやって考えると、秒速で健康になれます。

チンパンジーは、火が使えないせいで１日の1/5を闇雲に生の肉や木の実や葉っぱなんかを噛んで、消化に命を懸けているんだけど、人間は火が使えるお陰で１日の1/24のくらいしか食事に当ててないのだから、噂話レベルのテレビの下らない健康番組に左右されるくらいだったら、食事や仕事以外で余った時間は、命を懸けて食べ物や栄養や調理法を研究しようとした方がいいです。命を懸けると言ったって、１日の1/5も食事や食べ物や栄養の研究に費やすことなんかないのだし、仮に１日5時間も食べ物について調べれば、一生腐らない(一生使える)食品の知識も得られるのに、なぜやらないんでしょうね。

確かに、人間は１日1時間くらいしか食事に当ててないのだから、１日5時間もむしゃむしゃしているチンパンジーよりは文化的な暮らしができますよ。ただね、せっかく人間はチンパンジーよりも、食事で言うと4時間、睡眠時間で言うと2時間少なく、6時間も他のことに当てれるのに、なぜ１日１時間でも、食品のことを調べないの、自分の身体のことなのに。謎！