不眠症の人にとりあえずおすすめしたいのが、タルトチェリーです。現在調査されている食品中でタルトチェリーが最も多くのメラトニンを含んでいることが分かっています。
必須アミノ酸の「トリプトファン」は、鶏肉、チーズ、魚、バナナ、牛乳、ナッツなどタンパク質の多い食品に含まれています。トリプトファンは「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの材料であり、セロトニンが、よい睡眠に必要なメラトニンを生成するので、トリプトファンはぜひたくさん摂取したい。
、、、などとネットでいわれているのですが、これでは、素早く睡眠したい場合、効率が悪いので、タルトチェリーをおすすめしたいです。
一見すると原料のトリプトファンを多く摂るほどメラトニンが増えそうですが、実はそんなことはなく、トリプトファンからすぐメラトニンが作られるわけではありません。トリプトファンがセロトニンになり、次にメラトニンを作るという2つのステップが必要なのですが、セロトニンからメラトニンを作る酵素は普段から目一杯働いていて余裕がないので、トリプトファンを大量に摂っても、メラトニンはそれ以上増えたりしません。原料過多だとしても工場の機械がすでにフル稼働中で余力がない状態だからです。
メラトニンは、睡眠ホルモンとも呼ばれ、脳の松果体から分泌され、睡眠リズムをコントロールしています。 また、強力な抗酸化作用を持ち、血液脳関門も通過し、体の隅々まで行きわたります。睡眠の質を高めてくれるだけでなく、体までもメンテナンスしてくれるのですね。
人間の体は日照時間に合わせて活動するようにできています。陽が沈むと脳や神経、更には細胞レベルで眠る態勢に移行します。
現代の暮らしでは、就寝前にyoutubeを見るのが日課になり、LEDの眩しい照明のせいで、睡眠の入りが悪くなるだけでなく、睡眠の質も悪くなってしまいます。
携帯の電磁波はメラトニンを分解してしまうそうなので、寝る前に携帯いじるなんてのは、心地いい睡眠の一番の敵ですね。波長が約460から480nmの青色の光によってメラトニンが抑制されるので、普段目が疲れるからと、ブルーライトカットの眼鏡をかけている人は、むしろ携帯を触りたくなる夜の方が外すべきではありません。一番睡眠におけるやってしまったなというのは、煌々とした照明をつけたまま寝ることではないでしょうか。それでは、メラトニンが、いつまでたっても出にくいですよね。
そこで、食品中最も多くメラトニンを多く含むタルトチェリー(酸っぱいので生食に向かない)がドライフルーツで売られているので、2,3粒食べるのがおすすめです。気付けば10分もすればスヤスヤ寝てしまいます。体感10分というだけで、本当は知らぬ間に寝てしまうといった感じです。
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