アメリカの調査で、この世に出回っているものの8割が、きつい言い方をすれば、ダメな食べ物に当たるそうです。
我々が良かれと選んでいる食べ物は、色々な企業が、あの手この手と形を変えて、売っているものです。
しかし、畜肉や野菜、加工食品などを作るには、いつもその業界の大きな企業もしくは財団などの黒幕が絡んでいます。
食品業界をコントロールする黒幕を知れば、パッケージや雰囲気、流行りとかで、口にする食べ物を選ぶべきでないというお話をさせて頂きます。
まず、JA(Japan Agricultural Cooperatives)農協ですね。
農協が作る野菜は、農家さんの愛情がこもっていて、素敵そうと考える人がほとんどだと思います。僕はそうは思いません。
40年ほど前までは、野菜の種子も、コメ、麦、大豆と同様に、国産100%、伝統的な固定種だったものが、今ではハイブリッド種(F1種)になって、90%がアメリカ、南米、イ ンド、アフリカなど海外で生産されています。
いつの間にか我々が購入する野菜の種子のほとんどが、海外の巨大な多国籍企業、モンサント、バイエルなどによって生産されるようになってしまいました。
もう我々が口にする食べ物のほとんどが、聞いたことすら無いような企業の管理下にあるということ。
野菜を作って売るのは、JAの農家さんがほとんどですけどね。
日本のTPP(加盟国への農林水産物の関税撤廃etc)加盟以前から、日本は上記の企業の世界での営業活動の主なターゲットになり、生産の安定や増収など、農家にとって響がいい甘い誘い文句で、遺伝子組み換え技術によって作られたハイブリッド種(F1種)を使うようになってきました。
遺伝子組み換えでも、生産の安定や増収が期待できるんだったら、いいじゃんと思うかもしれませんが、ここでいう遺伝子組み換え技術というのは、自然界でも稀に起きる雄性不稔(人間で言う無精子症)の種子を大量に生産できる技術で、ハイブリッド種は、ほとんど、次の世代に子孫を残せないということです。
つまり、また種子苗会社(日本の種子苗会社はほぼ全てモンサントに買収された)が作った種子を買わないといけないということです。
しかも、自然界の生命力溢れる野菜と違って、化学肥料が無いと育ちにくいという面がもっと事態を極悪にしています。
普通自然の野菜は放っておいてもたくましく育ちます。
お日さんカンカン照りのカリフォルニアに旅行に行った時、ホテルでなくてコンドミニアムを借りて料理してました。
金が無いので、中華系スーパーに行って、食材を買ってたのですが1ドルとかで、日本の5倍くらいの量の春菊を買えちゃいました。
びっくりしたのが、茎も日本の春菊の3倍くらい太く、香りもバンバンする(春菊の香りには除虫作用がある)ので最初は抵抗あったのですが、茹でてポン酢で食べた時、野菜本来の味がしたのです。
ポン酢の味じゃなくてね。
しかも冷蔵庫で5日間萎れなかったです。
実は日本の野菜が不味く感じるのは、化学肥料が原因です。
化学肥料の主成分、硝酸アンモニウム(硝酸態窒素)は、虫にとっては、虫の体を作る貴重なタンパク源になるので、大量に化学肥料を撒いた畑には大量発生します。人間がとると、体内で亜硝酸塩となり、赤血球を破壊します。
そして、呼吸酵素の働きを阻害するメトヘモグロビン血症を起こします。小さい子の野菜嫌いは、舌で硝酸態窒素の苦味を感じているからで、自然の防衛本能で、野菜を食べ過ぎると体に異変が起こると感じているということになります。
化学肥料を大量に撒けば、害虫が湧き、農薬を大量に撒かないといけないという悪循環ですが、化学肥料と農薬が必ずセットになるのは、必然ということになります。
この世に出回っているものの8割がダメな食べ物という理由の一つが、食品業界を牛耳っている黒幕代表のモンサントです。
モンサントが日本の種子苗の会社を買収しまくったのは、化学肥料が無いと育ちにくく、農薬で枯れにくい野菜の種子を販売し続けることを可能にし、化学肥料と農薬を更に売るためです。
JAに入っている農家さんというのは、モンサントとって都合のいい種子苗、化学肥料、農薬をまずJAから購入しなければならないです。国が農薬の規制をキツくしたら、モンサントのあるアメリカと揉めてしまうので、アメリカと仲良くするために、JAは農家の人に農薬はどれだけでも使っていいですよと規制ゆるゆるにし、我々消費者の健康面など一切考えていません。
JAの野菜全てが体に直撃するようなレベルの農薬の量を使っているわけでは無いですが、JAの野菜を購入するしか選択肢の無い人というのは、そういう危険があるということも考慮したほうがいいかもしれません。
年々、日本政府は、残留農薬の基準を緩和し、日本国内で作られて消費者に届けられている野菜だって、もはや、農家さんの善良な心がなければ、無法地帯の農薬まみれですし、輸入野菜や果物だって、残留農薬やポストハーベスト農薬(殺菌剤、防カビ剤)の基準もフィリピンなど途上国の10倍くらい緩いですし、もはや、自分で調べて、自分の身は自分で守るしか無いです。

モンサントという会社は、ベトナム戦争で枯葉剤を作った張本人で、グリホサートを大量に撒き遺伝子組換え作物を大量に作るアメリカの農業地帯では、精神疾患の子供や奇形児が多いと言われています。
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