健康的でガンと無縁の公衆浴場

江戸時代の話になります。江戸っ子は公衆浴場で交流を図ったと言います。昔は今のように、家庭に必ず、浴槽があったわけではなく、公衆浴場が激安だったこともあり多くの江戸っ子が仕事の汗を流しました。浴槽よりもミストサウナが主流で交流の場ということもあり、必然的に長時間になったのでしょう。年配の方がお風呂に入る時、若者が熱いという温度でも、年配の方にとっては、日向水と言いますから、江戸時代のお風呂だと我々にとっては、大変熱かったと思います。現代では、39度から悪性細胞が衰え始め、42度で死滅すると言いますから、熱い温度で長風呂ができる環境だったことを考えるとガンとは無縁だったかもしれないですね。

ちなみに身分にもよりますが、武士や大工の親方なんかは3〜4時間しか働かなかったらしく、その時点でガンやストレスとは無縁そうですね。浮世絵に出てくるような人と人が戯れるような心身ともに豊かな生活だったと想像できます。

豊かでこそ、周りに気を利かせられたのだと思うし、朝飯前だよーていうのは、そんなの簡単だよーの意味ですが、江戸時代では、「朝飯前」というのは意味合いがちょっと違い、文字どおり朝ごはんを食べる前にするちょっとした「働き」のことでした。町内の独居の老人や、病気の人、子供、妊婦さんなんかに異変や困ったことがないか聞いて回ったといいます。今は介護職てのがあって、給料を当然もらいますが、江戸時代は浮世の義理で当然、無報酬です。今の、サラリーマンにはそんな余裕ないですね。できて通勤前にゴミ出しするくらいじゃないですかね。

朝ごはんを食べたら、生活のために働きます。しかし、昼飯が済んで、仕事を片付けると、今度は人のため、町のために働きます。この場合は、傍(はた)楽(らく)といって文字通り、周りの人間が楽になるようにボランティアに精を出したといいます。ボランティアというと、自然災害があるたびに、ジャニーズアイドル人気グループがこっそり炊き出しや支援に行くイメージがありますが、江戸っ子は、本当に傍の人、身近な人が困らないように助けたんですね。

夕方からは、夏などはみんなで一斉に打ち水をして、明日も元気で働くために備えました。「あそび」と「明日備」を引っ掛けて、思いっきし、リフレッシュのために遊んだり、公衆浴場に行ったりしたのでした。

人の評価は、午後の「傍を楽にする」働きの多い少ないで決まったそうです。

それと比べると、日本の介護は、安月給で、キツイし、社会的地位も低いので、社会保障の先進国ノルウェーみたいに、公務員で高給取り且つ周りから尊敬される仕組みにするといいんじゃないかなーと思います。

追記:当時の日本では、高級品の白米は地方では食べられず、江戸が潤っていたことで、江戸っ子は、貧乏金持ち関係なく食べられました。そのせいで丁稚奉公のような無給で味噌汁に白米だけで長時間働かせられた人たちは、脚気(ビタミンB1)の欠乏になったみたいで、気の毒だなーと思います。現代にも言えることですが、簡単に精白したものが手に入るので、もう一度口に入れるものを考え直した方がいいと思います。

【はらペコ雑穀】手間はいつもの炊飯とほぼ一緒♪