吉野家 牛ニジマス定食

ここから先の文章を読んだ人は一生吉野家を食べたいと思わないでしょう。

客観的事実とある程度、主観が入っていますから、吉野家を一生食べなくてもあの美味しさを脳内で思い出せる人だけ読んで下さい。僕は、人それぞれの幸福を奪おうだなんてこれっぽっちも思っていませんから。

では、辛口トークの始まりです。

吉野家の消費者が、時間の無いサラリーマンだったり、お金の無い学生だったり、若しくは、食についての知識がなかったり、純粋に食に無関心なのをいいことに、吉野家も含め食品を売る側は、グレーゾーンを通り越して、結構ブラックなことをやっています。

吉野家は、日本を代表する有名牛丼チェーン店ですが、当然、利益追求型の企業組織で国民の健康のことを第一には考えていません。1899年創業の吉野家ですが、チェーン店ともなると大量消費主義に応えるべく安くて美味しいものを提供することを企業としてはやっていかないといけないジレンマが出てくるので、あるタイミングで思い切ったことに出るようです。それが経済発展を伴う人口増加により、純粋に需要に対して供給が追いつかないのが原因かもしれないですし、増税が原因かもしれないですし、作物の不作に対しての対策なのかもしれませんが、今では平気で利益の為に食の安全は切り捨てている気がします。その証拠に多くの店舗では、遺伝子組み換え一歩手前の高濃度農薬耐性米ミツヒカリ(コシヒカリよりも2-4割多収性がある)や遺伝子組み換えトウモロコシを食べさせた牛のお肉を主に使っているので、残留農薬が気になるところです。健康はどうでもいいので、取り敢えず安くて美味しいものを食べたい人は行けばいいと思います。あと、牛鮭定食の鮭。あれは、袋で湯煎された鮭を出されるので、焼き鮭というか鮭の感じがしないですよね。身が締まってないというか。ちょっと立ち止まって考えてほしいのが、そもそも湯煎したからといって、鮭だったら鮭の感じがするはずですが、あれは鮭じゃないんです。実はニジマスなんです。ニジマスは、そもそも日本には、いない外来種で、陸封型と降海型がいて、身体が大きくなるのが餌の豊富な海に行く降海型なのですが、より大きな身のとれる降海型を海で養殖した場合、他の鮭科の鮭と自然交配して、生態系に影響を及ぼすので、3倍体という不稔性(繁殖能力のない)個体を養殖します。しかも、普通の遺伝子のゲノムが2列なのに対して、ゲノムが3列だから(もちろんおかしい考え方ですが)1.5倍の大きさになるどころかめちゃくちゃデカイ。めちゃくちゃ気味悪くないですか。

手前が通常の2倍体アマゴ(1年魚)、奥が3倍体のアマゴ(3年魚) 写真提供:岐阜県淡水魚研究所

食品偽装かという声が聞こえてきそうですが、この日本という国では、食品を扱う企業の圧に負けて国が折れて、渋々表示を認めている様です。ただ、それは過去の話で、今はトランプ政権に媚を売るために進んで遺伝子組み換え作物や遺伝子組み換え食品の受け入れをしている様です。その証拠に遺伝子組み換え作物に付き物の除草剤のグリホサート(ラウンドアップ)の残留基準を2017年12月に5倍に引き上げましたね。過去は企業を責めるべきでしたが、今は国の方が悪いです。でも、それを知らないことは、もっと悪いことです。

3倍体の作り方、分かりやすいのがあったのでシェアします。今回紹介するのは、受精卵をぬるま湯につける方法ですが、他には水中でめちゃくちゃ圧をかけるなどあるようです。ここまで簡単だとゲノムいじり放題です。染色体を増やしているだけで、遺伝子組み換えではないといって、いろいろな県で新しいブランド鮭が産まれているようです。

ゲノム・・・ 高等動物、高等植物の場合、同じ染色体が対で存在します。つまり、一つの細胞に染色体のセットが2セット入っているということです。この、生物が正常な生命活動を保持するための基本となる1セット全体のDNAのことを、ゲノムといいます。

画像拝借元:静岡県 水産技術研究所 富士養鱒場 ニジマスの卵を温泉に漬ける・三倍体魚の作出

画像拝借元:子ども水産大学[水産大学8]マンボウ水産大学 4) バイオテクノロジー講座2

やはり、知ってしまうと気味の悪いものは不味い。だって、もともとあるシャケが元々美味しいじゃないですか。これを声を大にして言うことが大切だと思います。

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