国のトップに科学者がいるといい

台湾当局のデジタル担当政務委員(閣僚級)であるオードリー・タン(唐鳳)氏のような科学者寄りの思考の人間が新型コロナウイルス封じ込めのアイデアを出し、中国に政治面や経済面で忖度しずに、速やかに中国からの渡航を禁止にしたことが、新型コロナウイルスの拡大を止める要因となったと思います。

 

【台北時事】台湾が新型コロナウイルスの封じ込めに成功している。

 14日は3月9日以来、36日ぶりに新規感染者数ゼロを達成。官民一体の取り組みが奏功した格好で、政府対策本部は「喜ぶに値するが、警戒はこのまま続けてほしい」と手綱を引き締めている。 

15日は2人増え、感染者は累計395人。死者は6人にとどまる。感染者の大半は海外由来だ。

 対策本部は外出自粛を特に求めず、人々はほぼ普段と変わらない生活を送る中、感染者や濃厚接触者、海外から戻った人に義務付ける14日間の隔離を徹底。隔離された人に1日当たり1000台湾ドル(約3600円)の補償金を支給する一方、違反者に最高100万台湾ドル(約360万円)の罰金を科している。 

 3月に米国から戻った後、感染が確認された60代の女性患者は、当局の許可なく外出したことで、最高額の罰金支払いを今月14日に命じられた。

 台湾はこの水際対策により、大規模なクラスター(感染者集団)の発生を効果的に封じ込めているが、市中で感染した人の中に感染経路が不明のケースも複数確認されている。無症状の感染者がいると想定されるため、対策本部は9日から接客を伴うキャバレーやスナックの営業を禁止。人との接触に一定の距離を保つよう繰り返し求めるなど、社会の気の緩みを強く警戒している。 

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